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空想神話作りのための世界シミュレータ設計

空想神話のデザイン術

突然な感もありますが、空想神話作りのためにシミュレータを設計しはじめました。シミュレータといってもそんなに大げさなものではなく、ちょっとしたシミュレーションゲームのようなものと考えてください。

今やっている空想神話作りのポリシーとして、「いきなり神話だけを作るのではなくそれが発生したバックグラウンドからやる」というのがあります。そのためには、その世界の歴史をひとつひとつ作る必要があります。

で、実際に作り始めたのですがすぐに手作業でやるのは無理があると実感。

地域や部族はひとつふたつではすまないし、時間の経過や部族間の接触まで考えていくととても人間の寿命で追いつく気がしません。

どうしたものか・・・と頭を抱えたのですがそこで自分の本業というか、仕事を思い出しました。

神話のことや物語の事を考えると一瞬忘れることもありますが、エンジニアでもあるのでプログラミングができます。多量のデータが必要なことはコンピュータにやってもらえばいいのです。

シミュレータを作ってしまえば、初期パラメータとルールを渡せばあとは計算で世界の歴史が生成されるはず。

あとはその出来上がった歴史をみて、物語を編んでいけばいいわけですね。

イメージ図はこのような形。


シミュレータの大まかな動きはこのようなものです。

1. 空想神話が発生する元になるWorldモデルを生成する
2. そのWorldにArea(領域)とPath(経路)で構成された論理的なMapを作る
3. MapにGroup(一定以上の人数で生活する知的生命体の集団)を配置する
4. 世界のルールを色々と定義する
5. 時間を進め、シミュレーションする。するとルールに従って色々な事が起きる、はず
6. 発生した出来事をChronicleとしてデータ出力する
7. そのデータ(=ある空想世界の歴史)をもとに神話を創る

どれだけシミュレーションを細かくやるか、マップをどれだけ子細にしていくかといった違いはありますが基本的な流れは同じになるはずです。

シミュレーションゲームで全プレイヤーを自動にして、その結果を見ているイメージです。

具体的な設計についてはこれからの記事で進めていきます。


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