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オーブン陶芸粘土を使って楔形文字粘土版をつくる ~ 下ごしらえ編

空想神話のデザイン術

先日の記事で、紙粘土に楔形文字を刻む実験をしました。

しかし、紙粘土ではやはり質感や完成度において満足いくものができそうにありません。

せっかく楔形文字を書けるようになったので、よりレベルの高い粘土版にチャレンジしていきたいと思います。

オーブン陶芸粘土を試す

まず、粘土をよりよいものに変更します。

今回は、オーブンで焼成できる陶芸粘土をチョイスしました。選択のポイントはこちら。

  • 特別な道具がなくても利用できる
  • 簡単に、大量に安定して入手できる
  • 色のバリエーションがある
  • 「焼く」プロセスが入る

出土する古代の粘土版は、基本的には何らかの事情で焼成されたものがほとんどです。なので、粘土版リアリティを高めるには焼きプロセスが重要に違いありません。

もちろんこれは仮説なので実際やってみないとわかりません。色も実際に焼いてみないとわからないので、ラインナップにある四色をすべて試すことにしました。

乾燥のための台を作る

粘土が決まったところで、もうひとつとても大事なアイテムを準備します。

それは、粘土を乾燥させるための乾燥台です。

前述のオーブン陶芸粘土、焼成できるようになるまでおよそ2日~10日の乾燥が必要です。その間、安定した状態で置いておける台が必要です。また封を開けてからある程度乾燥するまでは、粘土版を動かすことすらできません。

なので、粘土版の作成作業をしてそのまま乾燥プロセスに移せる乾燥台が必要なのです。

台の材料はMDF(合板)、サイコロ木材、木材用両面テープを使います。板はなんでもいいですが、MDFが安くてよいと思います。

MDFに両面テープを使いサイコロ材を片側くっつけ、このようにスタック可能な形にします。これでまとめて粘土を乾燥させることができます。

粘土版をつくる

乾燥台ができたら粘土版を作っていきます。

しかし、困ったことがひとつ。

作業中、両手が塞がるため写真を撮ることができませんでした・・・。これは今後なんとかしないといけない。

手順を文章で説明するとこうなります。

  1. まず、粘土を開封する。
  2. まず両手である程度の大きさまで広げる
  3. ある程度伸びたら、乾燥台に置く
  4. 乾燥台の上で延し、適切な大きさと厚みに調整する
  5. 粘土版に楔形文字を書く

書き終わるとこうなります。白と山吹はちょっと失敗してしまったので茶色と黒が本命。

乾燥中!

ここから10日ほど乾燥させて焼成に入ります。邪魔にならないようにスチールラックの上に置いておきました。

早く焼きたくて仕方ありません。


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